ビジュアルアーツ、「Key」15周年記念作品『Harmonia』フルHD画質版をSteamでリリース

ビジュアルアーツは、ビジュアルノベル『Harmonia Full HD Edition』を4月24日にリリースした。通常価格は価格1480円(税込)だが、配信開始記念として5月1日まで10%オフで提供する。日本語/英語/中国語(簡体字)に対応している。

『Harmonia』は、「Key」の15周年記念作品として制作した「キネティックノベル※」(ビジュアルノベル)。Steamでは、2016年から配信が開始したが、対応テキストは英語と中国語(簡体字)のみで、解像度もHD画質だった。2022年には日本語にも対応したNintendo Switch版がフルボイスで登場。そして今回、遂にフルHD画質(1920×1080)となってSteamに再登場する。

※「キネティックノベル」とは?
選択肢などによるストーリー分岐はなく、純粋なストーリーを動的な演出で楽しむエンターテインメント作品。高品質のシナリオ、美麗なグラフィック、心を揺さぶる音楽、臨場感あふれる多彩な演出などによる感情移入を追究し、多くの感動をお届けしている。

 

■『Harmonia Full HD Edition』の特徴

『Harmonia Full HD Edition』には選択肢などによるストーリー分岐はなく、アニメや映画を観るように、小説のページをめくるように、物語を読み進めていく。操作していることを感じさせない快適なインターフェースにより没入しやすい環境を作り、美しいグラフィックに感動的な音楽、臨場感あふれる多彩な演出、実力派声優陣によるフルボイスなどが良質な物語を盛り上げる。

 

▼移植版最高解像度のフルHDに!
2016年からSteamで配信されている『Harmonia』の解像度はHD画質(1280×720)だったが、移植ラインナップ最高解像度のフルHD画質(1920×1080)になった。

▼フルボイス
これまでのSteam版は主要キャラクターのみに音声が入っていたが、『Harmonia Full HD Edition』は主人公含めて完全フルボイスになっている。

▼テキストは日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語に対応
環境設定とマニュアルも3言語に対応している。プレイ中いつでも表示言語の切り替えができる。(音声は日本語のみ)

▼Steam Deck対応
Valve Corporationが販売するオールインワン ポータブルPCゲーム機「Steam Deck」や「Steam Deck OLED」に完全対応している。Steam Deckで動かせば、ボタンやトリガーを使ってのテキスト送りや早送り、早戻しはもちろん、画面をタッチしての操作もできる。

▼タッチ操作でのプレイも可能
タブレットPCやSteam Deckなどのタッチパネル搭載機では、タッチ操作のみでプレイできる。

▼外付けゲームコントローラー対応
Steamが対応する外付けゲームコントローラーが使用できる。Steam純正コントローラー、Xboxコントローラー、DualSense、DUALSHOCK4、Nintendo Switch Proコントローラーに完全対応しており、家庭用ゲーム機版と同じ操作感で楽しめる。

 

■物語

遠い未来の話。
大きな戦争で、地球が大きな傷を負っていた。
大気は灰色に汚れ、大地では生命の息吹が途絶え、水は干上がっている。
そして人口は最盛期の頃より大きく数を減らしていた。
ニンゲンたちは、その日を生きるために身を寄せ合っていた。
そんな時代の中、感情人形「フィロイド」と呼ばれるロボットが、朽ちた施設で目を覚ました。
戦争前の人類科学の結晶で、文字通り感情機能を持つ人型のロボットだ。
ニンゲンの新たなパートナーとして、生活をよりよいものにしていくと約束されていた存在。
しかし、目覚めたフィロイドは、すぐに自分の感情機能の欠落に気づく。
製作途中で放置されていたのであろう、右手も人工皮膚に覆われておらず機械の骨格が剥き出しだった。
少年型のフィロイドは、本能的にニンゲンを求めた。
そして自分に欠落している感情を得るため、荒廃した世界を歩き続ける。
そんなある日、フィロイドはひとりの少女に拾われた。
少女は彼のことをニンゲンだと思い丁寧に介抱してくれる。
小さいけれど温かな町。
フィロイドの少年は、少女との生活の中で徐々に感情を学んでいく。

 

■登場人物

◆レイ CV:西谷 亮
「よく分からないけど、名前はとっても気に入ったよ。ありがとう、シオナ」

 感情機能が欠落した機械の少年
朽ちた工場のような施設の中で目を覚ました機械の少年。製作途中で放置されていたせいか、右手が人工皮膚に覆われておらず、剥き出しの機械の手を隠すため、常に手袋をしている。感情人形の本能から、ニンゲンを捜し、荒廃した世界をさまよい歩くなか、シオナという少女に拾われる。レイという名前は、シオナが付けてくれた。

◆シオナ CV:水橋 かおり

「レイ、でどう? 青くてシュッとしてて、かっこいい名前でしょ?」
想いを歌に乗せる少女
レイを拾った少女。荒廃した世界の中で、町として機能している集落の教会に住んでいる。常に微笑みを絶やすことなく、周囲に安らぎを与え続けている。人の気持ちや感情を色や形で表現することが多く、最初はその理解に時間を要する。歌を歌うことが好きで、教会や町の広場で歌っている。

◆ティピィ CV:久野 美咲

「ねぇレイ、きょうはどんなほんをさがしにきたの?」
図書館の青い少女
町の中にある図書館の奥に住んでいる少女。なぜか泣き続けている。書物はほぼ電子化された後の時代にもかかわらず、紙の本が保管されている不思議な場所。シオナは彼女のことを「青い子」と称す。町の人たちも彼女の存在を知っているものの、あまり近づこうとはしない。

◆マッド CV:三宅 健太

「また来たのか! 何しに来やがった!」
町の雑貨屋の店主
町で雑貨屋を営む強面の男。屈強な身体に似合わず、細かな作業を得意とする。廃工場のゴミ捨て場で壊れた道具を発掘しては修理して売っている。些細なことですぐに怒る。

株式会社ビジュアルアーツ(Key)
http://visual-arts.jp/

会社情報

会社名
株式会社ビジュアルアーツ(Key)
設立
1991年3月
代表者
代表取締役 馬場 隆博
決算期
6月
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