タカラトミー、今期2度目となる業績予想の上方修正を発表 小売事業キデイランドやタカラトミーアーツが伸長 売上高・利益ともに過去最高に

  • タカラトミー<7867>は、5月1日、2024年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、日本、アジア地域における玩具および玩具周辺事業が好調に推移し、売上高・利益ともに1月に発表した修正予想を上回って着地する見通しとなった。

    売上高2000億円→2080億円(増減率4.0%増)
    営業利益170億円→185億円(同8.8%増)
    経常利益165億円→175億円(同6.1%増)
    最終利益90億円→98億円(同8.9%増)

    日本、アジア地域における玩具および玩具周辺事業が好調に推移し、タカラトミーに加え、特に小売事業キデイランド、タカラトミーアーツの業績が伸長した。アメリカズでは、主力オペレーションであるTOMY Internationalが堅調に推移したこともあり、売上高は過去最高の2080億円となる見込み。

    利益については、売上高の増加および輸送費の落ち着きなどによる原価率の改善から売上総利益が伸長するとともに、販売費および一般管理費における物流費の減少などから、営業利益および経常利益も過去最高となる見込み。

    さらに最終利益についても、第3四半期に連結子会社Fat Brain Holdingsに係る減損損失などを特別損失として計上したものの、前回発表予想を上回り過去最高となる見込み。

    なお、2024年3月期の期末配当については、2月6日公表の配当予想の修正に記載のとおり、1株当たり普通配当17円50銭に100周年記念配当8円を加えた25円50銭していたが、通期連結業績予想が前回発表予想を上回る見通しとなったこととや株主還元方針などを総合的に勘案し、7円増配の合計32円50銭とする方針とした。これにより1株当たりの年間配当金は50円00銭となる。

株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高1872億9700万円、営業利益131億1900万円、経常利益120億4300万円、最終利益83億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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